卵を食べるならFree Range Eggsで!卵について詳しくなるおはなし
皆様、こんにちは。
突然ですが、日本人1人当たりの卵年間消費量をご存知ですか。
実は、
333個だそうです (参考:キューピータマゴ)
え、1日1個ぐらい食べてる?!
すごい量じゃないですか?!
日本だけじゃなくて、オーストラリアでも卵の消費量は多いです。
そして、ベジタリアンの考え方が広く普及しているオーストラリアでは、動物の倫理や権利について考える人が多くて、卵の生産のために鶏を搾取するのはひどい!という声が大きくなり、主要なスーパーマーケットでは、最近ほとんどの卵が「放牧鶏の卵(Free Range Eggs)」になってきています。
卵の消費量がとっても多い日本人こそ、この卵の生産について考えなきゃだめだなあと思うわけです。
なので、今回はしっかりと卵について考えていきたいと思います(・o・)/
放牧卵と普通の卵の違いって?
まず、日本には卵を生産するための鶏の飼い方は4種類あります。
Battery Cage(バタリーケージ):鶏の体よりも小さなスペース(だいたいB5サイズほど)で、土に足がつかない金網のケージで飼う方法。鶏にとってかなりストレス。
Enriched Cage(エンリッチドケージ):バタリーケージよりも大きいケージで飼われ、止り木などが置かれているので生活環境はバタリーケージよりいい。でも、歩き回れないから鶏にとってストレス。
平飼い:屋内の地面に放し飼い。歩き回れるのでストレスが少ない。
放牧:屋内だけじゃなくて屋外にも出られるようになっている。鶏はより自然な状況で生活ができる。
そして、オーガニックの飼料を与えられている鶏の卵は「オーガニック卵」とされています。
しかし、日本では92%の卵はバタリーケージから来ていると言われています(参考:アニマルウェルフェアとは何か 枝廣淳子著)
ちなみに、オーストラリアは55%ぐらいの鶏がケージで飼われているそうです。
なので、日本で買える卵のほとんどは、鶏にとって快適な状態とは程遠い状況で飼育されている鶏が生んだものです(´・ω・`)
自由に動き回れる放牧鶏のほうが幸せな人生ならぬ「鶏」生を送っていると思いませんか。
今、どうしてオーストラリアで放牧卵が増えているの?
これは一言でいうと、「消費者が放牧卵のほうを好んで買うから」です。
もちろん放牧卵のほうが高いですよ。(12個当たり150円くらい高めです。。)
それだけ、鶏の倫理面について考える人が多いんですね〜
ちなみに、オーストラリア人の年間卵消費量は226個だそうです。
日本人より100個ぐらい少ないですね!
卵消費者として考えたほうがいいことって?
普段買っている卵のパッケージに「平飼い」、「放牧」「フリーレンジ」などの言葉が書かれていなければ、それはケージで飼われている鶏が生んだもの。
鶏が一生幸せじゃない環境で育てられています。
オーストラリアでは、消費者の声で放牧卵が多くなり、さらにその放牧の基準というのもだんだんと厳しくなっています。どんどん鶏にとって幸せな飼い方になっています。
日本でも同じことがこれから起こっていくと信じています。
動物の権利ってなんだかピンと来ないかもしれませんが、 鶏や牛、豚を思いやれる人が増えれば増えるほど、世の中はもっとよくなるだろうなあと思うんです。
長くなりましたが、もし放牧卵を見つけたらケージの卵の代わりに試してみてください。
幸せな鶏から生まれた卵のほうがおいしい気がしませんか。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。